私が買ったGPDの極軸望遠鏡のスケールは古いタイプ
Vixen WEBのQ&Aでは、2025年タイプのものに交換できるようです。 クグッてみましたら、実際に交換された方もいました。
しかし、ここでEQ3用のレチクルが使えないか試してみたくなりました。
友人がEQ5/EQ6の古いタイプのスケールを替えるというので、EQ3極軸望遠鏡を買ってもらいました。
レチクルだけの販売はしておらず、EQ5に使いたいとシュミットに問い合わせると取り寄せになりますと言われます。
販売店もまさかレチクルだけ交換するとは思ってもいないようです。
さて、GPDです。
極望の接眼部にある調整用のイモネジを緩めます。
接眼部を外します。
そうするとレチクルの入った金具も一緒に出て来ます。
次はシュミットで買ったEQ3極軸望遠鏡からレチクルを外します。
こちらも、このように出てきます。
両方を重ね合わせて比べてみます。
写真ではわかり難いですが、スケールの径は同じ
北極星を入れる位置は、古いGPD用では丸から外れていました。
倍率がわからなかったので、GPDの極望を外してみました。
(スケールだけ交換なら外す必要はありません。)
口径は違いますが、焦点距離は同じ
スケールの径は同じなので倍率は同じ(たぶん6倍)ことがわかります。
ここで問題発生
このEQ3用のレチクルをEQ5/EQ6/SEⅡ用の極望に使うには金具のまま交換するだけ
しかし、GPD用は金具が一回り小さい。
これでは接眼部に入りません。(口径は大きいのに接眼部が小さいとは?)
しょうがないので金具からスケールだけ外して交換しました。
(スケールの径は同じです。)
これで赤道儀を水平にした状態でスケール内の数字の0を上に調整して完了
あとはPorlerScopeの時角の位置に合わせればバッチリかと思います。
このスケールの一番の利点は、極軸合わせ時に赤緯体を回す必要が無いこと
これで、あの煩わしい春秋の赤緯体反転をやらなくてすみます。
このレチクルをVixenに使ったのは私が始めてかもしれません。
はやく極軸望遠鏡の光軸合わせをやって実戦投入してみたいです。
このEQ3の極軸望遠鏡レチクルをEQ5に移植した方の記事はこちら
使い方は、こちらに丁寧に書かれています。
TezさんはSEⅡの古いタイプを交換して使っているそうです。
最近のテスト結果では、4時間経過後も円周上(今年は最外周と2番目の線の間)に北極星があったそうです。
良い方法ですが、
レチクルの交換のために極軸望遠鏡を買うのは勿体無い気がします。
Vixenのようにレチクルだけ売って欲しいものです。